追いコートリルの予防 必読
副腎皮質機能低下症のセルフケアで、私が大事にしてきたことのひとつに、「追いコートリルをできるだけ予防すること」があります。
最近読んだ論文の中に、「習慣的ストレスドーズ(Habitual Stress Dosing)」という言葉が出てきました。これを見たとき、私がずっと避けたいと思っていた状態に、とても近い言葉だと感じました。
コートリルは即効性があるので、飲むと一時的に体が楽になったり、「元気になったような感覚」が得られたりすることがあります。
もちろん、必要な場面で使うことはとても大切です。体調不良時のストレスドーズは、命を守るために欠かせないルールでもあります。ただ、その「楽になる感覚」を体が覚えてしまうと、いつの間にか「不調になったら足せばいい」「飲めばリセットできる」という考え方に傾きやすくなることもあるかもしれません。
「問題処理」と「問題解決」
追いコートリルは目の前の不調を一時的に整える助けにはなっても、そもそもの原因を解決する方法ではありません。睡眠不足、脱水、栄養不足、活動量の見積もり違い、薬量のタイミングなどが整っていないままだと、また次の不調が出てきやすくなることも多いと思います。
「問題処理」と「問題解決」は、似ているようで少し違います。
追いコートリルを前提にした生活は、どうしても目の前の不調への対処に偏りやすくなります。一方で、不足そのものが起きにくいように、生活リズムや食事、水分、活動量、薬の使い方を整えていくことは、体調を崩しにくい土台を作ることに近いと思います。
もちろん私も、コートリルは常に持ち歩いています。必要な時に使うことを怖がりすぎるのも違うと思っています。ただ、その頻度が高くなりすぎないようには、いつも気をつけています。
副腎皮質機能低下症の治療において、コートリルは必要不可欠な薬です。必要な時には、本当に体を助けてくれる薬でもあります。だから、頼り方を間違えないように注意して、できるだけ「足さなくて済む状態」を増やしていきたいと思っています。
補充療法の考え方
コートリルをただ「足す・減らす」だけで考えるのではなく、体の状態や生活の負荷、回復の流れを見ながら、補充療法をどう理解していくかをまとめています。
読んでくださった方が、自分なりの工夫を見つけるヒントになればうれしいです。
医療に関する判断を行う際は、必ず医師にご相談ください。