コートリルは、本来「副腎クリーゼを予防するために必要な分だけ補う薬」であって、元気を出すためのエネルギー薬ではありません。飲むと一時的に体が楽に感じることがありますが、その感覚だけを目安に使い続けると、本来のホルモン分泌が抑えられ、副腎の回復を妨げる可能性があります。

そのため、調子が悪いたびに気軽に追加するのではなく、「どんな症状のときに必要か」をあらかじめ決めておくと安全です。量やタイミングは人によって異なるので、内分泌科の先生と相談して基準を作っておくと安心だと思います。

※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。