FAQQ.プレドニン頓服の副作用や抑制のリスクが心配です
プレドニンは強い抗炎症作用を持つ反面、コートリルよりも抑制が起こりやすく、副作用の幅も広い薬です。必要な場面では確かに役に立ちますが、使うほど副腎機能への影響が積み重なるため、「どうしても必要な時だけ」にとどめるのが安全だと思います。プレドニンを使う機会を減らすためには、普段から炎症を悪化させない工夫が大切でした。例えば、喘息なら誘因の回避・住環境の改善・基礎治療の最適化など、予防の部分の比重を高くすることで、プレドニンに頼らなくても済む日が増えました。
また、喘息治療におけるプレドニンは、本来「最終手段」であり、他の方法でコントロールが難しい場合に限って使う薬です。特に副腎機能が弱っている場合は、プレドニンによってさらに副腎の働きが鈍ることがあるので、使いどころを慎重に見極める必要があります。そのため私は、炎症を抑える目的であっても、できる限りコートリル以外のステロイドに頼らずに済む方法を優先して探すようにしています。
詳しくは、ステロイドの作用や喘息との関係について整理したステロイドの作用と副作用や喘息とコルチゾールでも触れています。
2025.3.20 掲載
※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。
