Hintコートリルを飲む時間
欧米のコミュニティでも調べてみたのですが、コルチゾール不足やクリーゼの前駆症状など、放置すると死につながる事態ではない不調は、コートリルの追加対象ではないと指導する医師が多い様です。
一部の方は常にコートリルが足りなくて、もう少し飲みたいと感じていますが、勝手に飲んで主治医との信頼関係を壊す訳には行かないので、仕方なく体調不良のまま過ごしているという場合もある様です。
ステロイド以外の方法で、その残りの不調を緩和する方法を見つけるしかなく、食事を整える他に主流なのが、コートリルを飲む時間を工夫する事で、自分に合った時間を見つける事ができれば、量を増やさずにコントロールできる様でした。
その中でも、午前中からコートリルの持ちが悪い(2時間くらいしか持たない)というケースでは、夜中の4時に(わざわざアラームで起きて)服用する方法で、1日の量は増やさずに、QOLが一気に上がっているのは驚きでした。
コルチゾールは完全に枯渇すると、体がダメージを受けてしまい、回復に時間がかかる事から、通常の補充では体調維持ができなくなってしまうという特徴があります。もしかすると、早朝の服薬で解決できた方々は、何らかの理由によって、朝方にコートリルが枯渇してしまい、朝のベース量では足りなくなってしまっていたのかもしれません。
欧米のコミュニティや患者さんが執筆した書籍では、具体的で実践的な知恵がたくさん紹介されています。このブログでは、そのなかから「病院では教えてもらえない工夫」を学び、自分でも試して効果を感じられたこと、そして病気のメカニズムに関する理解を深めた内容を記録しています。
副腎皮質機能低下症のメカニズムに関する情報は「Note」へ、参考になった情報は「Hint」へ、その他の情報は「Misc」にまとめています。また、メッセージ経由でいただいた質問の一部は、「FAQ」にまとめています。
読んでくださった方が、自分なりの工夫を見つけるヒントになればうれしいです。
※医療も翻訳も素人で、コメントも個人的な感想・見解です。