Misc風邪とコートリル
風邪やコロナにかかった時、コートリルをどのくらい追加するかの目安は、その時の体調や状況によって変わります。私自身が体験してきたことや、主治医からのアドバイスを元に、コートリル追加の目安や抗ウイルス薬を使う際の注意点を記録しました。
コートリル追加の目安
下垂体の市民公開講座では、軽度の発熱疾患はコートリルを2倍量と定義されています。また、ガイドライン2023年版にもある様に、「1日の2倍量を一度に飲む」ではなくて「24時間かけて2倍にする」のが効果的です。
ただ、風邪や軽度の感染で高熱やひどい炎症がない場合、コートリルを追加する必要はない場合もあるので、明確なコルチゾール不足の症状が出ない限り、むやみに追加するのは控えた方が良いのかもしれません。
と言うのも、「しんどい」と感じるからといってコートリルをどんどん追加してしまうと、ステロイド過多による免疫低下が起こり、結果的に治りが悪くなるリスクがあります。大事なのは、薬の量をプラマイゼロに保ち、副腎クリーゼを予防することなので、必要以上に飲まないように気をつけています。
薬との相互作用
コロナ感染時に抗ウイルス薬を使う場合、薬の相互作用にも気をつける必要があります。たとえば、ゾコーバ(エンシトレルビル)を服用すると、CYP450 3A4酵素に影響を与えてAUC(血中濃度時間曲線下面積)が2〜5倍に上昇することがあるので、コートリルの量を調節する必要があります。
主治医に確認したところ、私の場合は、ゾコーバと併用する際のコートリルの量は、発熱時でも2.5mgで十分だと言われています。個々の体質やケースによって異なるので、主治医に相談して適切な量を確認しておくことが安心です。
国内外の情報や論文・コントロール良好な方の体験談などから見つけた情報を集めています。副腎皮質機能低下症のメカニズムに関する事は「Note」へ、体験談やヒントなどは「Misc」に記録しています。
※医療も翻訳も素人で、コメントも個人的な感想・見解です。