第59話「相乗効果」
コートリルを頓服に切り替えてもうすぐ6ヶ月になります。2ヶ月ぶりの内分泌の受診日では、安静採血がスケジュールされていて、採血の結果はコルチゾール8.0μg/dL・ACTH9.8pg/mLで、低めではあるものの、コルチゾールもACTHも基準値内に入っていました。
※絶食・コートリル抜き・安静時・8時半の採血・睡眠△
ずっと低かったカリウムも、コートリルを2.5mgや頓服にした時期から基準値に収まるようになりました。コートリルが余ってた副作用の可能性を調べたら、やはり添付資料にも記載があり、開業医のH先生もその可能性がゼロじゃないというコメントでした。
ちなみに低カリウムの症状は、手足のだるさ・こわばり・筋肉痛・麻痺・不整脈などで、コルチゾール不足とも重複しています。勘違いしてコートリルを増やして、その副作用で更に低カリウムと、負のループにもなりやすいのかもしれません。
最近は食べ物や特に糖質に頼らず血糖値コントロールができてる体感で、夏のリゾート旅行に向けたダイエットの為の糖質制限も、問題なくできる様になりました。自発しているコルチゾールで血糖値を保てることは、私にとって大きな成長です。
というのも、以前行ったインスリン負荷試験では、自力で血糖値を上げれず、ブドウ糖を注射して回復させたタイプだったこともあり、検査や実生活で自力で血糖値を上げれる方々よりも血糖値が不安定な体質を自覚していました。
頓服になり、不足した時だけ補うようになり、低カリウム血症を含めた細かい副作用もなくなり、相対的な体調が改善したことで、自力で血糖値を安定させれるようになりました。分食や捕食の必要もなくなり、更に健康な人並みのライフスタイルに近づきました。
小さな不調がひとつ解決することで、その影響を受けていた不調が解決して、対処療法の薬を減らすことができ、その副作用や薬剤併用からの副作用もなくなり、その相乗効果で更に体調が良くなっていくというプロセスを体験しています。
※絶食・コートリル抜きの数値の推移
内分泌の専門医のS先生は、近いうちに入院の負荷試験で、どれくらいACTHとコルチゾールが出せるのかを確認したいそうなので、それに向けて、健康な人並みの活動量で、コートリルの頓服が不要で過ごせることを目標にしようと思います。
今回も2ヶ月分で10錠のコートリルを処方していただきました。
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