第3話「検査入院」

開業医のH先生の紹介で専門医のS先生に繋げてもらい、私の闘病生活が始まりました。病気の特徴からステロイドを永年服用することになりそうなので、その副作用も含めて可能な限り調べてみました。

私の場合、コートリルを1日20mg服用していても不調が完全に無くならず、何かをきっかけに動けなくなってしまうので、服薬以外にもできることを考えて自分のライフスタイルを見直してみました。詳しいことは生活改善にまとめていますが、検査入院までの10日間で、手に負えなかった体調不良が減り、あまり動けないという状態からは脱出し、良いコンディションで検査入院へ向かうことができました。

検査結果

負荷試験の結果

インスリン負荷試験は、意図的に低血糖の状態を作り、コルチゾールの反応を計測します。今まではACTHが低反応でACTH単独欠損症(視床下部性)疑いでしたが、今回の検査では何故かACTHが反応していました。前例のないケースらしく、専門医のS先生が各所調べてみても情報が無く、原因が特定できませんでした。とは言え、ある条件の中ではACTHが出せるので、全く出せないよりは良い兆候なのかもしれません。

副腎皮質機能低下症の原因を調べることが検査入院の目的だったのですが、翌日の負荷試験でも手がかりか掴めず、この先の負荷試験の検査薬が入手困難なことから、後日再入院して続きをすることになりました。


闘病日記 by ここ プロフィール