第73話「補充のバランス」

コートリルを頓服に切り替えて11ヶ月が経過しました。普段はコートリルを服用せずに体調を維持できていますが、無理をしすぎたり体調を崩した時にはコートリルが必要になります。服薬しないと、かなり酷い状態に陥ることもあるので油断できません。

以前はいつも低血圧で、収縮期(高い方)が90mmHgあれば良い方でした。朝から元気な日は少なかったのですが、最近は収縮期が100mmHg前後の日が増えてきて、朝起きるのが以前よりも楽になったように感じます。地道に続けている適度な運動や、電解質の管理を意識している効果かもしれません。

運動の継続・食事からの栄養・毎日アクティブに過ごすことがもたらす良質な睡眠は、体力の回復やコルチゾールの安定に大きく寄与しているように感じます。

コートリルを頓服する頻度は月に4〜5回程度で、やはり生理周期はコントロールが悪くなる雰囲気です。

  • ほとんど出なくなっていた片頭痛が頻発し、3日に1回ほど片頭痛薬を服用していましたが、無添加の魚肉ソーセージを補食として多用していたのが原因だったようで、除去したところ片頭痛が全くなくなりました。科学調味料や保存料が無添加でも、加工食品の蓄積が不調の原因になることを改めて実感しました。
  • 社交の付き合いで暑い場所で開催されたイベントに出席した後、数日に渡ってダメージを引きずってしまいました。よく考えたら、発熱時と同様に、CBGに結合されるコルチゾールの量が減少していたため、服薬からのコルチゾールが必要だったのかもしれません。
  • マルチタスクで料理をしている時に、うっかりサラダチョッパーの刃を触ってしまい、指先を2箇所深く切ってしまいました。怪我や出血による負荷と、アドレナリンが出たことで、コルチゾールが持っていかれる感覚を体感しました。気分がとても悪くなったため、少量のコートリルを服用しましたが、数日に渡ってダメージを引きずってしまったことから、最低でも5mgは必要だったようです。
  • 気温が急に寒くなり、軽い風邪を引いてしまいましたが、喘息発作にもつながらず、2日ほどゆっくり過ごすことで自然に回復できました。風邪をひいた時は、基本的に自分の免疫力で治すのが大切なので、コートリルを追加しすぎないように気をつけることが重要だと改めて感じました。

コートリル使用日記コートリルの使用頻度

負荷や怪我があった場合に、健康な人がどれくらいコルチゾールを作れるのか、私がどれくらい自発できているのかは分かりませんが、コルチゾールが常にギリギリの状態で暮らしていることを忘れないようにしなければと思いました。

運動した日の夕方頃に低血糖のような症状が出たり、生理前後に疲れやすくなることが課題ですが、この1ヶ月のコートリルの頓服は、怪我の時を含めて5回で、そのうち1回は不要なタイミングでした。

またワンランク体調が底上げされた体感で、今取り組んでいることが良い効果になっている雰囲気なので、運動・栄養・睡眠に加え、自発と補充のバランスを大事にしながら、副腎に優しい暮らしを続けていこうと思います。


闘病日記 by ここ プロフィール