第70話「数値と課題」
コートリルを頓服に切り替えて10ヶ月が経過しました。9月の内分泌の受診日の採血では、コルチゾール11.6μg/dL・ACTH15.1pg/mLで、コルチゾールとACTHともに良い数値でした。
※コートリル抜き・通常時・8時半の採血・睡眠△
この暑さによる負荷で数値が上がっている可能性もありますが、その場合でも、負荷によってACTHやコルチゾールが分泌されているから良い傾向と解釈されるそうです。ただ、それぞれの負荷に見合った適切な量のコルチゾールが分泌されているかどうかは、入院して負荷試験を行わないと確認できないようです。
今のコートリルの使用方法(月に数回、1.25〜2.5mgの頓服)は、機能の抑制や回復には影響しないとのことですが、本当にコートリルが必要な状況かどうかを見極めることが重要だそうです。
主治医は、生命に関わるような深刻なコルチゾール不足でない限り、コートリルをあまり服用しない方が良いという考えの先生です。現在の私の状況では、なるべくコートリルに頼らずに過ごすことも大事らしく、低血糖についても、本当にコルチゾール不足が原因なのかを精査した方が良いという意見でした。
この数ヶ月は運動や活動量を増やさない限り、コートリルの力を借りることがなかったことを考えると、低血糖の一因として、活動量や新しく始めた運動に、体がまだ慣れていないことが関係しているのかもしれません。
穿刺で低い時には瞬間的に50台まで下がることが解っているので、どのタイミングでどんな低血糖が発生しているのかを把握するために、またリブレ(随時記録できる血糖測定器)を使って血糖値の傾向を可視化してみるのも良いかもしれません。
今の私の課題は、なるべくコートリルの力を借りず、工夫してQOLを高めることです。所属している欧米の減薬グループの口コミをヒントに、自分に合った方法を探してみようと思います。
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