第23話「新たな手がかり」

内分泌専門医のS先生の受診日で、今まで個人的に集めてきた情報の共有と、病気の数値や知識に関する答え合わせをさせていただきました。推奨量と適量を算出する「体表面積換算」や「体重換算」の計算方法もバッチリ正解だったので、自分の状態と立ち位置の裏が取れました。

※食事あり・朝7時に服用・通常時・10時の採血・睡眠○

血液検査の結果はACTHが1.9pg/mL・コルチゾールが8.5μg/dLで、前回同様「服薬後だからACTHが低くなっているのかも」というコメントでした。

今日はコートリル飲んできた?と聞かれたので、開業医のH先生のクリニックでのコートリル抜きの検査では、ACTHが7.6pg/mL・コルチゾールが8.4μg/dLと基準値内だったことも共有しました。コートリルを服用してもコルチゾール値に大差がなく、むしろ服用しない方がACTHが出せているような不思議な数値です。

その謎解きをする為に、さらに手がかりを集めてみることになり、開業医のH先生のクリニックにもお願いして、協力をしていただくことになりました。

以前から気になっていたDHEA-Sは15μg/dlと低値なことから、長期的に見るとACTHの出が悪い状態が続いているという解釈で、視床下部性の可能性が高いと見ているそうです。その数値から、私は全然軽症ではないということもわかりました。

副腎皮質機能低下症と診断されて9ヶ月、推奨量よりも少なめの服薬で過ごせていて、コートリル追加するのは、シックディと後数日間、夜遅くまで遊び倒した翌日の午前中、盛りだくさんのスケジュールな時くらいで、健康な人並みよりは低空飛行ですが、それなりに元気に過ごせています。


闘病日記 by ここ プロフィール