第66話「数値と体感」

コートリルを頓服に切り替えて8ヶ月が経過しました。7月の内分泌の受診日の採血では、コルチゾール6.4μg/dL・ACTH13.2pg/mLで、コルチゾールもACTHも基準値内に入っているものの、最近の検査結果の中では低めな数値になっていました。

採血結果 ※絶食・コートリル抜き・通常時・8時半の採血・睡眠⚪︎

ただ、基準値の下限は切っておらず、ミネラルも崩れていないことから、引き続き同じ状態で経過を見ています。コートリルを毎日飲んでいた頃は、常に低値だったカリウムも、基準値の真ん中辺りに安定しています。

採血結果

昨年の12月はコルチゾール値12.7μg/dL程作れていたので、今回はその半分ほどの数値ですが、その頃よりも体調が良く、運動も習慣にできているので、一緒に暮らす家族からも、少しづつ元気になっている様に見えるそうです。

コルチゾール値の推移

ただ、今回の検査結果に記載されていた、前回の受診日のDHEA-Sが、18μg/dLと若干低値※1だったので、その頃からACTHを出す機能が、若干出が鈍くなっていた可能性があり、健常者よりはコルチゾールが若干足りない状態かもしれないそうです。

  1. この検査時の女性の41〜50歳の基準値は19~231μg/dLの様です。

DHEA-Sの推移

主治医は、どこかのタイミングで入院での負荷試験をして、どれくらいHPA軸が機能しているか確認※2したいそうですが、今の段階で検査をしたとしても、引き続き、副腎皮質機能低下症の診断になる可能性が高いので、もう少し様子を見て挑もうと思います。

  1. 基礎値が正常範囲でも、負荷試験で18μg/dL以下の場合は副腎機能不全になり、基礎値が下限を切っていても、負荷試験で18μg/dL以上の場合は副腎機能は正常と診断されます。
最近の体感と服薬メモ

基本的にコートリルを服用せずに体調維持が出来ています。血糖値が安定しているタイミングで、適度な運動も出来ていて、日常生活・仕事・旅行・プライベートを楽しめる体調を維持できています。

休める時は休んでることもありますが、コートリルの力を借りる頻度は月に4〜5回程度で、萩本舞さんの投稿にもあった様に、生理周期とコルチゾール不足が連動している様な雰囲気でした。これは体調コントロールのヒントになるかもしれません。

コートリル使用日記コートリルの使用頻度

いつも低血圧(収縮期が90mmHgあれば良い方)で、度を超えた無理するとコルチゾール不足の症状が出るので、いわゆる「コルチゾールがギリギリの状態」で暮らしていますが、以前の様に生命に関わる様な状態まで落ちることは無さそうです。

私は10代の頃からHPA軸の機能が弱かった可能性が高く、良くなったり悪くなったりを繰り返して今に至ります。この状態に落ち着くのか、もう少し回復する可能性があるのか、逆に再び悪化してしまうのか、引き続き経過を見守ろうと思います。


闘病日記 by ここ プロフィール