第28話「ストレス」
副腎皮質機能低下症と診断されて10ヶ月が経ちました。
4月に入って体調が更に良くなり、活動量が多い時だけの微量な追加で、比較的元気に過ごせていたのですが、ゴールデンウィークに入り、非日常な予定やストレスが増え、その影響で睡眠の質が落ちてしまい、今までで一番酷いコルチゾール不足の症状になってしまいました。
体調維持のためには、最低6〜7時間の睡眠時間をキープしたいところですが、この時期の睡眠解析を振り返ってみると、睡眠不足が続いていて、5月2日は中途覚醒していました。連休のラストスパートの、5月4日の活動量超過をきっかけに、今までで一番酷い症状になってしまいました。
夜の会食中に症状が出て、人前だったことで服薬するタイミングが掴めず、いつもより対処が遅れてしまいました。帰宅して更に少量追加して、少し眠って目が覚めると、更に酷い症状になっていました。さらに少量追加で持ち直したものの、今度はコートリルの副作用で眠れなくなってしまったのですが、なんとか朝方から10時ごろまで眠ることができました。
前回の旅行では、睡眠不足な状況での移動や、想定外のハプニングでも元気だったことから、今回のような睡眠不足でも、体調維持ができると思っていたのですが、欧米の情報にもあったように、メンタル状態が悪い時は、普段よりもコルチゾールが多く必要になるので、応じて追加が必須だったのかもしれません。
コルチゾール不足の原因が何であれ、症状を感じた時に適切なタイミングで対処すれば良かったのですが、追加するタイミングが遅くなってしまったことで、いつもよりも症状が強く、大きなダメージを負ってしまった様で、回復するまでに数日間を要しました。
回復するまでの間は、ストックしてあった、グルテンフリーのスープや、愛用しているオーガニックのスポーツドリンクなどを飲んで過ごしました。
日常生活は幸せなので、特に悩みもなく穏やかな気持ちで過ごしているのですが、一歩外へ出ると楽しいことばかりではなく、ストレスになるようなことにも遭遇してしまいます。眠れなくなることは滅多にないのですが、睡眠薬などには頼りたくないので、自分の力で心を整える術を身につけることが大事だと思いました。
今回の失敗から、副腎皮質機能低下症でも元気に過ごす為には、睡眠と心のコンディションも重要で、コルチゾール不足への対応は迅速に行うことが必須だということを学びました。
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