
第92話「習慣と課題」
コートリルを頓服に切り替えて1年5ヶ月、吸入ステロイドを断薬してから1年1ヶ月、運動を習慣として継続できるようになって1年1ヶ月が経過しました。朝のコルチゾールが多いタイミングに合わせて続けている「スクワットと体感トレーニング」も、気づけば1年になりました。
最初は数回からだったスクワットも、少しずつ回数を増やしていって、今では「毎朝30回」が生活の一部になりました。この2ヶ月は、3日に1回ペースでジムで運動ができていて、翌日に疲れを引きずることもなく、体に負担を感じることもありません。
足や体幹の筋肉が少しずつ戻ってきたことで軸が安定して、日常生活でも体が疲れにくくなったように感じています。以前は少し動いただけで息切れしていたのが、今は気づけばパワフルに動ける時間が増え、夜の入眠もスムーズで、朝の目覚めもスッキリしてきました。
この1年ほど、有酸素運動もゆるやかに続けてきたことで、全身の血流がよくなり、水滞や冷えを感じにくくなるなど、体のめぐりも整ってきたように思います。また、アンデシュ・ハンセン氏のHPA軸についての理論にもある通り、一定のペースで心拍数を上げる習慣がついたことで、ストレスへの反応も穏やかになり、集中力や判断力など、日々の思考もクリアになってきました。
コートリルは通算で8日に1回ペースで、1.25〜2.5mg/回の量を頓服しています。記録によると、コートリルの頓服が必要になっていたのは、「活動量が多かった日」が圧倒的に多く、その他では「甘いものを食べたあと」「旅行や負荷のかかるイベント」「生理前後」「怪我」「甘いもの+気圧の変化」といったタイミングが続いていました。
11月から2月にかけては、スケジュールが立て込みがちで、ジムに行ける回数が少し減っていましたが、できれば今のように、3日に1回くらいは運動を続けていけたらと思っています。運動の負荷でコルチゾールが不足することは基本的にないのですが、初めての試みとして受けたパーソナルトレーニングのセッションだけは、運動のあとに明らかにコルチゾールが不足した体感があり、コートリルを飲んで対処しました。
午前中に比べると不安定なものの、夕方の時間帯でも20分の有酸素運動と10分以内の筋トレであれば、コートリルなしでも対応できていたので、トレーニングの時間が長めだったことや、普段と違う内容だったこと、トレーナーのペースに合わせていたこと、夕方という時間帯が重なったことなど、いくつかの要因が影響していたのかもしれません。
その後、それなりの対策をしながら、このトレーナーさんのセッションを受けられる夕方の時間帯に運動することに、少しずつ慣れていけるよう取り組んでいます。実はそれ以外にも、健康だった頃に続けていた習い事を再開したいと思っていて、それも夕方の時間帯にしか参加できないため、今の課題は、この時間帯に安定して運動できるように体を慣らしていくことです。
今年のGWは、この数年間で一番体調が良くて、やりたいことをやって、行きたい場所にも出かけて、楽しく過ごすことができました。新しいチャレンジに関しては、まだまだ課題もありますが、少しずつ歩みを積み重ねながら、また好きだったことを楽しめる日が、少しずつ増えていくといいなと思っています。