第69話「活動量と血糖値」

頓服やプラマイゼロの服用の場合、ちょっと無理をすると低血糖になることもあるので、低血糖の予防も日常の課題のひとつです。運動後に不調になる原因も同じく低血糖なので、コートリルを服用せず、体調維持をしながら運動を継続する為には、低血糖の予防が欠かせません。

運動をする時に私が参考にしているのは、コルチゾールは血糖値に対して1~4時間の短期間な小さな効果に加え、6~48時間の長期的な効果があるというメカニズムです。

医療でも実際に、低血糖の一般的な対処法は、まずはブドウ糖の投与で、そもそもの低血糖の原因が長期的なコルチゾール不足や副腎クリーゼの場合は、コートリルも補充するという優先順位が取られることが多いと思います。

私の場合はコルチゾールの基礎値や予備能があるので、繰り返す夜間低血糖の時を除いて、コートリルを使う必要がありません。体調がおかしいと思った時は、低血糖なのかを判断する為に、穿刺で血糖値を測って確認していますが、意外にも低血糖だったということが何度もありました

血糖値が安定している限り、運動のためにコートリルを服用する必要はなく、活動量が増えたことで発生する一時的な低血糖に対しても、コートリルを使わずに済んでいます。コートリルは、低血糖以外にもコルチゾール不足の症状が出たときだけ服用しています。

あと、上記の「短期間な小さな効果と長期的な効果」の理論から、低血糖とコルチゾール値の低下のタイミングが必ずしも一致していない場合があること、そして症状が現れるまでにタイムラグがある可能性があるという知識も、私の闘病のヒントになっています。

欧米のコントロール方法
コルチゾール不足と血糖値

この体質と上手く付き合って、適度な運動を習慣に、最低限のコートリルの服用で過ごして行けたら良いなって思っています。


闘病日記 by ここ プロフィール