コートリルを頓服に切り替えてから1年3ヶ月が経ちました。今日は内分泌の受診日で、9時ごろに安静採血をした結果、コルチゾールは10.2μg/dL、ACTHは12.8pg/mLでした。昨日から少し体調が優れなかったものの、血中コルチゾールが10μg/dL前後あることが確認できて安心しました。

※コートリル抜き・安静・9時頃の採血・睡眠⚪︎

コルチゾールは負荷がかかると高く出やすいけれど、数値は流動的で、はっきりと断定できない部分も多いので、私のケースでは「負荷があっても上がらないよりは良い」という観点と、「ミネラルバランスが崩れていないかどうか」を見て不足の有無を判断しているそうです。

※安静採血の結果

専門医のS先生の見立ては、今回も「一時的な要因による機能低下の可能性」でした。私のような経過をたどる人もいるそうですが、大きな病院の内分泌科には、基本的に「不可逆的な副腎不全」の患者さんが多く、回復事例はあまり多くないそうです。

経過が良好なので、今年から受診の間隔を「2ヶ月に1回」から「3ヶ月に1回」へ延ばしていただき、その代わりに毎回安静採血を行うことになりました。初回となる今日は、この3ヶ月間の体調の変化や頓服の頻度、運動の継続状況などを報告しました。

ラトケ嚢胞について

下垂体のラトケ嚢胞について詳しく精査できていないので、S先生の提案でトルコ鞍の「単純MRI」を再度撮ることになりました。何か病変があったとしても、現時点ではコルチゾールやACTHに関与している可能性が低いので、もし今回も変化がなければ特に問題はなく、放置しても差し支えないとのことでした。

内視鏡検査時のカバー

今年中に内視鏡検査を受ける予定ですが、私のケースでは、検査時に5mg・終了後に5mg（計10mg）を服用すれば良いとのことでした。普段、安定した栄養摂取が体調維持の礎になっているので、絶食による検査の負荷がどの程度影響するかは、予測が難しいところです。

終診について

終診の判断は、入院での負荷試験で正常な反応が確認されることが基準となるそうです。その場合は、S先生を紹介してくれたH先生のクリニックに戻り、必要に応じてレスキュー用のコートリルを処方してもらいながら生活する形になるそうです。

ただ、現状では日々の栄養管理や運動前の対策のおかげで、コートリルなしでも体調を維持できている状態です。なので、負荷試験を実施する目安として「対策なしで運動してもコルチゾール不足の症状が出なくなったタイミング」を提案したところ、S先生も納得して合意してくれました。

今回の受診で新しい目標も見えてきたので、引き続き、体に優しいライフスタイルを心がけながら、安定した状態を目指していこうと思います。