第61話「呼吸器科の卒業」

今日は最後の呼吸器科の受診日でした。

体調不良が始まった2017年頃から、同時に大人喘息と診断されて、呼吸器科で喘息の治療を受けていました。その後も体調がどんどん悪化して、2022年の6月に副腎皮質機能低下症と診断されたのですが、不足していたコルチゾールを補充して、生活を見直しているうちに、ほとんど呼吸困難が出なくなりました。

2017年頃から続けていた管理薬の吸入ステロイドも、2023年12月から減薬を初めて、2024年の3月末には断薬が成功しました。減薬の間に罹ったインフルエンザ感染新型コロナウイルス感染でも喘息にはならず、断薬から2ヶ月半ほど経った今でも、引き続き良いコンディションを維持できています。

このタイミングで、とってもお世話になった呼吸器科のK先生が、違う病院に移動になり、同じ病院の後任の先生に引き継ぐことになりました。

ただ、この2年ほど、手術などの強い負荷の余波でない限り、呼吸困難になることも無く、気管支拡張剤が効かず救急のお世話になることもない状態で、開業医のH先生も呼吸器の薬を処方できることから、この機会にクリニックに降ろしていただくことになりました。

今後も寝る前のシングレア(ロイコトリエン受容体拮抗薬)の服用と、念の為のメプチン(気管支拡張剤)の携帯は続けますが、今日で7年間の呼吸器科への通院が終了しました。

そもそもコルチゾールが少ない場合、呼吸器の炎症にも影響があり、吸入や経口のステロイドが必要になります。管理薬としての吸入ステロイドの影響でも、副腎機能に抑制がかかることがあり、コルチゾールの産生が鈍くなることで、更に呼吸器の状態が悪くなり、その炎症に対応する為に、コルチゾールの補充が必要になり、更にコルチゾールの産生が鈍くなるという可能性はあるそうです。

加えて、吸入ステロイドやコルチゾール補充のコートリルは、他の薬剤や物質との併用で効果が強まることがあるので、少量で影響が無いと言われている量だとしても、抑制のリスクになる可能性があるそうです。この情報も私の闘病の参考になり、「鶏が先か、卵が先か」のループを断ち切ることができました。

呼吸器の状態が良くなったきっかけは、診断からのコルチゾールの補充だけではなく、グルテンフリーを含む生活改善も必須で、このライフスタイルは今でも継続しています。

今回の受診日で、呼吸器科は卒業できましたが、健康な人よりもコルチゾール少なく、呼吸器が弱い体質なのは変わらないので、今後も自分の体質に合わない食べ物や物質を避けて、コルチゾール不足にならない様にコントロールしながら過ごそうと思っています。


闘病日記 by ここ プロフィール