第50話「断薬後の変化」

コートリルを頓服に切り替えて2ヶ月が経過しました。感染症や旅行の時以外は、コートリルの力を借りることなく過ごせていて、疲れた日は少し早くベッドに入ることはあるものの、日中にひと休みすることは無くなりました。

断薬して以来、今まで肌に合っていた洗顔や化粧品がピリピリするような日があり、コートリル補充のおかげで今まで以上に綺麗になっていた肌質が、もともとの状態に戻ってしまったり、断薬後から症状が出ていた低音障害型感音難聴から、なかなか回復できずにいたりと、コルチゾールがやや足りないことに由来しそうな小さな不調がありますが、アレルギーや喘息になっていないので、それなりに過ごせていると思っています。

この病気と上手く付き合って行く為に、欧米の実名登録制の副腎皮質機能低下症コミュニティ(内分泌医と研究者も所属・入会条件あり)の、複数の副腎皮質機能低下症のグループ・続発性限定のグループ・論文研究ディスカッションのグループ・アスリート(運動する人)のグループ・女性限定のグループ・テーパリングのグループなどから、情報収集させていただき、その内容を闘病日記とは別で情報収集に記録しています。

補充療法の漸減アプローチにも書いた様に、現在の内分泌学会のガイドラインの服用量(単純に体重換算や体表面積換算から算出)は、原発性副腎皮質機能低下症をベースに作成されていることから、原発性と続発性の両方を考慮したHusebyeの治療推奨事項を元にしたガイドラインを取り入れて治療しているケースが増えていることを知りました。

この論文の全文は有料で、早速購入して読んでみたところ、とても役立つ情報が沢山書かれていたのですが、有料コンテンツの内容をブログ記事として共有する為には、それなりの手順を通さなければならない様なので少し時間がかかるのかもしれません。もし早めに知りたい方は購入(Academic & Personal: 24 hour online accessUSD $39.95+ applicable tax)して読んでみることをお勧めします。

仕事の合間の空き時間を使って、闘病に役立ちそうな知識を日本語でまとめてみようと思っています。闘病のヒントになって、少しでも元気に過ごせる方が増えるように、私が出来ることは続けようと思っています。


闘病日記 by ここ プロフィール