第35話「悪化の要因」

副腎皮質機能低下症になって2回目の夏を過ごしています。

昨年同様に、うまく汗がかけず、エアコンにも弱いので、ほとんどロングスリーブで過ごしています。氷の入った飲み物は基本的に飲めず、夏っぽい服を着たのはリゾートへ行った時だけでした。それでも去年の夏よりは元気に過ごせていて、症状なしで過ごせる日も増えてきました

呼吸器科の受診日の呼吸機能検査では、肺年齢が27歳(ちなみに私40代)で、一見健康に見えるのですが、不調がある時の落差が激しく、人よりも数値が良いだけに、調子悪い時の呼吸困難を理解してもらいにくいのがデメリットです。

血液検査はCRPと白血球が少しだけ高かったので、数日前の喉の痛みは細菌性の軽い風邪だったのかなと思いました。食後にも関わらず血糖値が低く、ナトリウムは下限を切っていたので、持ち歩いてる甜菜糖ラムネと梅タブをチャージしながら帰宅しました。

この病院では、内分泌の先生とも情報共有してくれているので、典型的な喘息ではなく、コルチゾール不足による呼吸困難症状という方向で、経過を診て頂けるようになりました。私の場合、 別の原因もある可能性があるので、この件についても情報共有してみました。

心当たりのある薬(ステロイド以外)を完全断薬して1年以上経ち、オンライン診療のS先生の見立て通り、自前コルチゾールは1.6から8.9μg/dlに改善しているのですが、今もACTHの出が鈍いので、アクティブに過ごす為には、コートリルの補充が必要な状態です。

ただ、色々と思い返している中で、私はおそらく10代の頃からこの体質を微妙に持ち合わせていて、キックボクシングなどの高強度な運動ができる頃もあったのですが、良くなったり悪くなったりしながら、2017年ごろから急激に悪くなり、今に至っていると思っています。

少しでも回復できる可能性があると見立てる先生が存在する限り、希望を持って取り組み、なるべくコートリルが過量にならないように心がけて、経過を見て行こうと思っています。


闘病日記 by ここ プロフィール