第81話「感染症の対処法」

年末から年始にかけて、周囲ではインフルエンザや新型コロナが流行していました。感染者と接触してしまった時もあり、健康な旦那さんと交互に何度か感染症にかかりましたが、お互い軽症で済み、数日で回復しました。そんな中で、自分に合った感染症の対処法を見つけることができたので、今回はその記録を残しておこうと思います。

私の対処法

まず、副腎皮質機能低下症の治療マニュアルに従い、熱がない初期段階ではコートリルを服用しないようにしています。風邪や感染症は基本的に免疫力によって治すしかないため、ステロイドを服用すると免疫力が低下する可能性があるからです。なので、「しんどい」という体感を和らげるためにコートリルを使うことは避けています。

うがい薬や風邪薬の代わりに、喉へ直接作用する桔梗湯を溶かし、うがいをしながら飲むようにしています。それでも効果が薄い場合は、トランサミンを服用しています。この方法で、ほとんどの喉の炎症を鎮静することができています。早い段階で喉の症状を抑えることで、感染症の悪化を防ぎ、体力の消耗を最小限に抑えられます。

普段は欧米で回復した方々のアドバイスに基づき、ビタミン剤を含めたサプリメントは一切飲んでいませんが、感染症のときに限りビタミン剤を服用しています。「サプリメントくらい大丈夫では?」と思う方もいるかもしれませんが、市販のサプリメントには「治療中の方は服用をお控えください」という注意書きが記載されています。また、欧米で回復している方々の多くは、副腎への負担になることからサプリメントの常用を避けているため、私自身も常用は控えた方が良いと考えています。

高熱が出ない限り、コートリルは服用せずに過ごしますが、終盤で上気道などの炎症がどうしても自力では治せないと感じたときには、少量のコートリルを服用します。すると、翌日には嘘のように炎症が治まります。ただ、この方法は、3食しっかり栄養を摂り、甘いものを控えることが前提です。

感染症のときに限り、ビタミンCのサプリを使う理由のひとつは、炎症があるときにはフルーツであっても甘いものを摂らない方が炎症が広がりにくい傾向があるからです。サプリの力を借りるのはここまでにして、あとは食事からの栄養と自分の免疫力で治癒します。

加えて、私は基礎疾患で喘息(寛解中)を持っているので、感染症の時には注意が必要です。私の場合は、上気道炎の症状に対する抗ヒスタミン剤は使わない方が、痰が固くならず、気道の詰まりを防げるようです。

年末年始にかかった感染症は、普段の風邪とは少し違う感触があったものの、熱がなかったためインフルエンザやコロナ感染症の検査は受けられませんでした。その後も高熱が出ることはなく、2〜3日ほどの軽い風邪症状で回復し、後遺症のような炎症を引きずることもなく無事に完治しました。

実際にこの方法を何度か試してみた結果、感染症の初期段階ではコートリルを使わず、甘いものも控える方が症状が軽く済むことがわかりました。そして、炎症がどうしても自力で治せないと感じたときに限り、少量(2.5mg程度)のコートリルを使用することで、炎症を引きずることなく回復できる傾向です。


闘病日記 by ここ プロフィール