第19話「低血糖対策」
血糖値がブレるからコルチゾールが足りなくなるのか、足りないから血糖値がブレるのか、そんな不調のループを解消する為に、日頃から血糖値をなだらかに保つように気をつけています。以前の検査入院のインスリン負荷試験の体験から、体調不良の一部は低血糖によるものだったことを確信したので、FreeStyleリブレという測定器を使って、2週間ほど血糖値のトラッキングしてみました。
朝方に悪夢を見て目が覚めた時は低血糖になっていて、夜に緩めのお風呂に入った時は血糖値が少し下がっていました。逆に、翌朝に熱めのシャワー浴びた時は血糖値が少し上がっていることが解りました。お寿司など炭水化物が多めの夕食の後は、血糖値が急上昇してその後に急降下する「血糖値スパイク」が起こっていて、その急降下する時に、低血糖と同じような体調不良になっていることも解りました。
低血糖の対処法は高GI値のブドウ糖が効果的なのですが、同時にデメリットもあって、ブドウ糖で急激に血糖値を上げた後に再び血糖値スパイクが起こり、また急降下してしまうことにも気が付きました。漢方外来のM先生に相談したところ、ローギアなブドウ糖は上げるのも落ちるのも早いので、日頃からタンパク質のようなハイギアなエネルギーでパワーを持続させるのが大切とのことでした。
- 食事ごとに難消化性デキストリンを摂る
- 野菜ファーストでゆっくり噛んで食べる
- 低GI値のアガベシロップなどを代用する
- 食後は軽く体を動かして吸収を和らげる
- 夜の炭水化物を抜かない
- 空腹時の甘いものは控える
- 必要に応じて補食・分食する
- 軽い低血糖にはてんさい糖ラムネを使う
- ブドウ糖は緊急時の対処法にする
- 必要に応じてコートリルを足す
食事毎の難消化性デキストリンは、食後のブドウ糖を吸着して吸収を遅らせてくれる様です。軽めの低血糖の時は、てんさい糖ラムネも選択肢に入れることで、ゆるやかに血糖値を上げてリバウンドを防いでいます。料理には低GI値のアガベシロップなどを代用することで、日頃から血糖値をなだらかに保ち、身体の負担を少なくしています。低血糖の根本がコルチゾール不足の場合には、コートリルを追加して対処しています。
※トラッキング開始と同時に低血糖対策を始めたので、比較的整った結果になりました。
リブレを使って良かった点は、スキャンによる測定でリアルタイムに血糖値を追跡できるため、外出や外食時でも随時状態を確認でき、即時に対応することで早めに体調を整えられる点です。血糖値は脳のストレスに関連する部分に影響を与えるので、日頃から血糖値や体調をなだらかに保つ工夫をしたことで、補充したコートリルの効果が持続しやすくなり、少ないコートリル補充でも活動できるようになりました。
リブレのセンサーは間質液中のグルコース濃度を測定しているため、血糖値とは若干の誤差が生じます。特に低血糖や高血糖の領域では多少の誤差が出ることがあるため、私は「あれ?」と思った時だけ血糖測定電極も併用して、実測値も確認していました。センサーの期限が終った後も、電極を使って単発で計測できますし、コスパも他のメーカーと変わらないので、体調不良の時用にリピ買いして使っています。
通販では買えない血糖測定電極は、かかりつけ薬剤師に頼んで取り寄せてもらっています。穿刺針はテルモのメディセーフ ファインタッチディスポが本体無しで使えて便利で、アルコール綿はサラヤの個包装のものを使っていて、いずれもAmazonで購入しています。
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