第38話「回復の妨げ」
呼吸器科でお世話になっている病院に、内分泌で副腎の病気を専門にされているドクターが配属されたので、呼吸器科のK先生と連携をとって意見をいただけるようになりました。正式にアドバイスをいただく為には、私の詳細なデータが必要です。
そこで、当初からお世話になっている、内分泌の専門医のS先生に、私の診療情報提供書の共有を相談してみたところ、とっても快く引き受けていただき、早速お手紙を作っていただきました。S先生、いつも本当にありがとうございます!
S先生から電話があり、お手紙を受け取りに伺った際に、今まで化学物質過敏を考慮して渋っていた、造影剤を使った下垂体のMRI・連続ACTH負荷試験・2度目のインスリン低血糖試験の検査入院を、もう一度検討しようという打診がありました。
2度行った単純MRIでは、大きな腫瘍が無いことは確認しているのですが、私の検査結果の数値が独特なことから、未だに詳しい診断をつけることが出来ていないので、可能性を消去法で絞っていく為にも、白黒つけていくのも良いのかもしれません。
今までの負荷試験の数値と体感から解っていることは、私の副腎は健康な人よりは少し弱いのですが、全く機能していない訳でもなく、コルチゾールをある程度作れるにも関わらず、突然作らなくなってしまうことがあるという、気まぐれな状態です。
主治医の話では、何らかの事情で長い間ACTHを受け取れなかったことで、生きている副腎が反応しなくなっていたというケースがあり、診断後にコートリルを服用して経過を見ているうちに、副腎の機能がある程度回復したことがあるそうです。
コートリルを10〜15mg程度常用していても、機能が戻る時は戻るらしく、逆に極端に足りない状態で過ごすことが、回復の妨げになることもある様なので、過量にならない様に、良い体調を維持しつつ、体を労って過ごすことが大事だそうです。
今のところ朝5mgの服用をすれば、日常生活・運転・外出・夜の外食までカバーできていて、時々活動量の超過で1.25mg程度の追加をしていますが、動かない日は余っていることもあるので、少し減らしてみたところ、色々なところが病気になりました。
ただ、2.5mgで常にギリギリ感のある体調でしか動けない日々よりも、5mgで行きたい場所へ行き、やりたいことをやっても、更に余力のある日々の方が、比較できないくらい充実していて、病気のことを忘れてしまう時間も手に入ります。
今回の主治医のアドバイスも含めて、しばらくの間は、自分は健康だと感じて、安心して生活できる5mg+程度の服用で、心も体もリラックスさせつつ、日々良いコンディションで過ごし、年内に計画している予定に向けて、体調を整えようと思います。
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