第5話「欧米の情報」

この病気は国内の情報が少ないので、欧米の情報も参考にしようと思い、Kindleで購入できる副腎皮質機能低下症の本を読みました。その本の中から参考になりそうな言葉を抜粋して日本語化してみました。

1冊目は、Winslow E. Dixon(副腎不全の患者・臨床薬草学者)とAdrenal Alternatives Foundationが2020年4月に出版したA Patient’s Guide to Managing Adrenal Insufficiencyです。

  • 栄養で副腎皮質機能低下症は治せないけど、ビタミンとミネラルが多く、砂糖・添加物・加工食品を控えた食生活が有効です。
  • 可能な限り栄養があるもの食べ、無理のない運動をして、健康美を目指すことが、副腎皮質機能低下症の最良の体重管理の選択肢です。
  • マインドセット(考え方や意識)は、あらゆる慢性疾患だけでなく、特に副腎皮質機能低下症の健康管理において、とても重要です。
  • メンタル状態が悪い時は、普段よりもコルチゾールが多く必要になるので、副腎皮質機能低下症は、不安やパニックを起こさないようにすることが重要です。
  • 副腎皮質機能低下症は、人それぞれに独自の課題があるけれど、幸せで充実した生活を送ることは不可能ではありません

2冊目は、Elizabeth Gray(副腎不全の患者)が2019年7月に出版したThe Adrenal Insufficiency Handbookです。

  • 副腎皮質機能低下症を上手くコントロールするために重要なのは、食べるものの質です。ストレスフリーなライフスタイルを心がけることも大事な要素です。
  • サプリは副腎に負担をかけるので、飲んでるサプリや飲もうとしてる場合は先に主治医に相談するようにしましょう。
  • 副腎を過剰に刺激するカフェインや、副腎に負担をかける砂糖と添加物が入っているので、興奮作用のあるスポーツドリンクやエナジードリンク、ソーダやコーヒーに頼らない方が良い
  • それでも症状が取れず辛い場合、漢方薬や生活改善が症状を緩和してくれることもあります。
  • 太極拳、瞑想、ヨガなどをライフスタイルに取り入れると、症状が改善することが知られています。

闘病日記 by ここ プロフィール