View拾えるはずのサイン

ウエアラブルを使った体調管理は、「自律神経や循環の変化を、できるだけノイズの少ない状態で拾う」という前提があって、そこが成立して初めて意味を持つ手法のようです。

でも、日本の患者さんの一部には、安定剤や眠剤、抗不安薬など、心拍数やHRVに直接影響する薬を常用している人も多いので、そういうケースの方々には、あまり役立たない可能性が高そうだと思いました。

副腎皮質機能低下症の体調管理では、眠る前の時間帯のサインがかなり大事で、その日の負荷がどう処理されたか、回復に入れる状態か、それとも「まだ無理を抱えたままか」が、体感とデータの両方に一番出やすいタイミングなのは、わりと知られていると思います。

でも、このタイミングで、眠剤や安定剤で強制的に眠っている人たちは、本来なら拾えるはずの大事なサインが拾えず、前もった対策ができなかったり、翌日になって突然体調が悪くなったと感じている可能性が高そうだと思いました。

なので、脳やHPA軸に作用する系の薬を併用していない人のほうが、コルチゾール不足になる一歩手前の小さなサインを拾えている傾向があって、コルチゾール不足も「突然起こるもの」というよりは、ある程度は予防できるものだと感じている人が多いのかもしれません。

2025.12.31 掲載