Hintシックデイ以外の追加 必読

シックデイには「シックデイ・ルール」がありますが、そこまで明確なシックデイではないものの、コルチゾールが相対的に不足していて、そのままでは自分の力では持ち直せず、放置すると徐々に悪化していく、という状態は実際にあると思います。

もちろん、日常はできるだけ追加せずに過ごせるのが理想ですが、そうした場面では、昨日のオンライン医療講演会で先生が話されていたように、大きく増やすのではなく、1.25〜2.5mgなどの小さな単位で調整しながらコントロールする、という選択肢があります。この微調整は、ベース量が「必要最低限」で設定されている人にも、状況によっては必要になる対応です。「増量するか・しないか」の二択ではなく、「悪化を防ぐために、自発抑制を考慮した最小限を足して立て直す」という選択肢もある、ということだと思います。

資料

欧米では、このような微調整も含めて「updose」と扱われていて、その頻度は日本と比べるとかなり低い印象があります。年に数回の明確なシックデイ以外は、一度も増量したことがない、という人も少なくありません。(European Journal of Endocrinology, 2024, 190, 275-283でも、原発性・自発無し・フル補充の約2割は、数年単位で一度も増量してない研究結果でしたね)

なので、2.5mgという少量だからといって、気軽に頻繁に足してよい、という話ではないことは前提で、あくまで、悪化を防ぐための最小限の調整であって、日常はできるだけ追加せずに過ごす、という基本の考え方(今までの公式セミナーでも話題になっていましたね)の上に成り立つ選択肢、という位置づけだと解釈しています。

※具体的な飲み方については、個人差が大きいため、主治医と相談しながら判断することが前提になります。


2025.12.22 掲載

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※体験をもとに整理した内容であり、医学的助言を目的としたものではありません。医療に関する判断を行う際は、必ず医師にご相談ください。