FAQQ.増量にネガティブな気持ちを持ってしまいます
ステロイドをコントロールしながら生活する人にとって、増量に対する考え方はとても大事だと思います。無駄にポジティブになりすぎると、「足しても大丈夫」と自分に言い聞かせて、気づかないうちに増量のハードルが下がってしまい、結果的に飲みすぎて減らせなくなるケースも少なくないようです。
逆に、減薬や調整がうまくいっている人の傾向を見ると、ステロイドを足すことにはむしろ慎重で、必要かどうかをしっかり見極める姿勢が目立ちます。私自身も「ああ、足さなきゃダメだったな」と後悔する経験が、次に「どうやったら足さずに過ごせるか」を考えるきっかけになっています。
その積み重ねが、薬に頼りすぎずに生活できる工夫やモチベーションにつながっていると思いますので、「ネガティブな気持ち」も悪いことではなく、工夫の種になると思っています。
2025.9.1 掲載
※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。