Hint増量する前にできること

今読んでいる本に、副腎皮質機能低下症とうまく付き合うということは、すべての症状をコートリルで抑え込むことではなく、自分の生理機能とパートナーシップを築くことだと書かれていました。

  • どの時間帯に落ちやすいか
  • どんな負荷が重なったときに崩れやすいか
  • 回復に必要な条件は何か

こうしたことを、体の反応ベースで把握していく、という考え方だそうです。

「落ちてから耐える」のではなく、「落ち始めに介入する」。「ストレスを無視する」のではなく、「来る前提で準備する」。この視点が入るだけで、日常の過ごしやすさはかなり変わると感じました。

「栄養」「水分」「電解質」「睡眠」「環境整備」は、コルチゾールを増やすためのものではなく、今あるコルチゾールで体が無理なく回る状態を作るための土台に近いものだと思います。

「ペース配分」や「意図的な回復」も同じで、負荷をゼロにするのではなく、負荷と回復が釣り合う範囲に収めていく工夫、という位置づけなのかなと思います。

自発がある場合、この基盤が整っていると、

  • コルチゾール反応が長引きにくい
  • 小さなストレスで崩れにくい
  • 回復に入るスイッチが入りやすい

といった状態になりやすいように感じています。

一方で、この土台が崩れていると、自発があっても体の効率が落ちて、「足りているはずなのにしんどい」と感じやすくなるのかもしれません。

補充量を増やすかどうかを考える前に、体が働きやすい条件をどれだけ整えられているか。この視点を持てるかどうかで、日々の管理の難易度は大きく変わってくると思います。

2026.1.2 掲載

副腎皮質機能低下症のメカニズムに関する情報は「Note」へ、補充療法のヒントは「Hint」へ、その他の情報は「Misc」へ、メッセージ経由でいただいた質問の一部は「FAQ」にまとめています。読んでくださった方が、自分なりの工夫を見つけるヒントになればうれしいです。

※体験をもとに整理した内容であり、医学的助言を目的としたものではありません。医療に関する判断を行う際は、必ず医師にご相談ください。