View手放して守れたもの

病気になって、できなくなったことはいろいろあります。
例えば、幼少期から続けていたバレエは、かなり早い段階でできなくなりました。

でも最近、バレエを続けてきた先輩たちの様子を見ていると、ほとんどの人が股関節を悪くしています。
そう考えると、私は痛める前にやめることができていた、と捉えることもできそうです。

もう少し後になって、キックボクシングができる時期もありました。
けれど、膝や関節を消耗して故障している友人は多く、私もそうなる前に手放すことができていたように感じています。

週末のカフェ巡りも、以前は大好きな趣味でした。
でも、血糖値スパイクのことを知ってから、控えるようになりました。
あのままの生活を続けていたら、体調だけでなく、他にも失っていたものがあった気がします。

病気になって、できなくなったことは確かに多いと思います。
ただ振り返ってみると、「奪われた」というより、「壊れる前に止まれた」ことも多かったように感じています。

病気をきっかけに、体を壊さない選択ができるようになりました。
その結果、適度な運動を無理なく継続できる状態を保てています。

快楽や勢いより、回復や持続性を優先するようになり、
「今できるか」ではなく、「この先も大丈夫か」で判断するようになりました。

この病気になって、失ったものの代わりに、
自分の体と折り合いをつけながら生きる時間を手に入れることができました。
そう考えると、これはこれで、悪くない人生なんじゃないかな。

2026.1.6 掲載