FAQQ.副腎皮質機能低下症は難病でしょうか?

一部は指定難病に含まれますが、すべてが難病というわけではありません。日本では、原因ごとに扱いが分かれています。

原発性の副腎皮質機能低下症(アジソン病)や、先天性の副腎皮質酵素欠損症(先天性副腎過形成症を含む)は指定難病に該当します。また、下垂体が原因となる一部の下垂体機能低下症も難病として扱われています。

一方で、薬剤性・続発性の副腎皮質機能低下症(ステロイド誘発性など)や、一部の下垂体機能低下症は難病に含まれないことが多いです。原因や病態が多様であるため、すべてが一括して難病になるわけではありません。

ただし、「難病ではない=軽い病気」という意味ではありません。どのタイプでも、ホルモン補充や体調管理が長期的に必要で、慢性的に向き合っていく疾患という点は共通しています。

2025.11.30 掲載

※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。