コルチゾールが作れないことで血糖値のコントロールが弱くなりやすい体質なので、なるべく血糖値が急に上がりすぎないよう工夫することで、その反動で低血糖になる状況を防げています。

もし血糖値スパイクのあとに低血糖が起きた場合は、スポーツドリンクやラムネで血糖値を持ち上げています。ただ、そもそもコルチゾールが不足して血糖値を維持できない時は、一時的に上げてもすぐに下降してしまうので、ラムネなどと一緒にコートリルを少量追加して対応しています。詳しくは「第19話「低血糖対策」」にもまとめています。

欧米では、副腎皮質機能低下症の体調維持について、Hindmarsh教授の研究から「低血糖と血糖値スパイクを防ぐことが最も効果がある」と考えられており、広く共有されています。

※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。