FAQQ.副作用を予防する方法はある?
コートリルは10mg飲んで10μm/dL補充される訳ではなく、空腹時に服用した場合は一時的にかなり血中濃度が上がります。クッシング症候群の定義では、血中コルチゾール濃度が30µg/dLを超えた状態が長く続くとリスクがあると記述されているので、データに基づき、なるべく血中濃度をなだらかに保つようにするように、毎朝補食した後の服用や、推奨服用量の定義の範囲内での服用で、副作用を予防しています。私自身、2023年11月時点で1年半ほど服用していますが、ムーンフェイス・体重増加・糖尿病・高脂血症など、ステロイド特有の副作用は全くありません。
英語圏の副腎皮質機能低下症のコミュニティでは、コルチゾール結合グロブリン・ステロイド様作用のリスク・CYP450(シトクロムP450)の影響も考慮して副作用の予防を心がけている様です。
2023.7.29 掲載
※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。