FAQQ.長期的なコートリルの増量を、主治医の代わりにAIに相談してもいいですか?

お勧めできません。

補充療法の増量は、病型、自発機能、検査結果、併用薬、これまでの経過など、個別の医療情報を前提に判断されます。これらを直接把握していないAIが、主治医の代わりに増量の可否を判断することはできません。

患者がAIに自分の情報を書いたとしても、それは患者自身の主観を通した情報です。医師が診療で受け取っているのは、症状の訴えに加えて、検査値や診察所見、過去の経過、薬剤歴などを含めた客観情報の積み重ねであり、同じ説明でも情報の精度や前提は大きく異なります。

また、AIは基本的に否定せず、安心感を優先する回答になりやすい特性があります。不安が強い状態で相談すると、増量を正当化されたように受け取ってしまう可能性があります。

AIは、考えを整理したり、主治医に相談するための質問をまとめたりする補助には使えますが、補充療法の増量判断を任せる対象ではありません。

主治医に相談しにくい場合でも、その迷いや不安も含めて共有することが、補充療法を安全に続けるためには大切だと思います。

2026.1.11 掲載

※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。