FAQQ.コートリルを追加する目安を決めている?

日本のガイドラインの補足文献では、吐き気・嘔吐・腹痛・筋肉痛・関節痛・疲労感・高熱・低血圧・意識障害などが2つ以上ある場合、副腎クリーゼの可能性があるとされています。欧米の副腎クリーゼのサインでも、コルチゾール不足と副腎クリーゼのサインが図解されています。

追加の判断基準は人それぞれですが、私は「症状が複数そろった時(3つ以上)・意識が朦朧とする時・脈や呼吸に異変がある時・休んでも悪化する時」を目安にしています。午前中ゆっくり過ごせば自力で回復できることも多いので、急ぎの用事がない日は活動量を落として調整しています。

また、副腎クリーゼのサインにも書いていますが、コートリルは元気をブーストする薬ではなく、多すぎても少なすぎても不調につながります。活動量とのバランス、相性の悪い薬や成分、休養の確保も大事です。

血糖値についてはコルチゾール不足と血糖値にもまとめていますが、血糖値の変動もコルチゾール不足の目安になります。食生活が整っている方は、血糖値の動きから不足を予測できることもあって、私はかなり参考にしています。

2024.6.17 掲載

※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。