FAQQ.ビタミンサプリは体調管理に有効?

欧米では、血液検査で不足が確認された栄養素だけを補うという考え方が一般的で、実際にそのようにサプリメントを使っている方が多い印象です。ただ、どのビタミンにも過剰摂取による副作用があるため、不足していないものをむやみに飲まない方が良いとされています。

ビタミンAは頭痛・めまい・肝機能障害・骨の脆弱化など、ビタミンDは高カルシウム血症に伴う不整脈や腎機能低下などが報告されています。ビタミンEでも出血リスクの増加や消化器症状、ビタミンB6では神経症状、ビタミンCは大量摂取時に消化器の不調が出ることがあります。

これらのビタミンは、適切な量を守れば健康維持に役立ちますが、サプリメントでの過剰摂取は逆に体調を崩すことがあります。また、一部のビタミンでは代謝酵素(CYP)に影響する可能性が指摘されているため、複数のサプリメントを併用する際は慎重に判断することが大切です。

2024.5.12 掲載

※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。