FAQQ.コートリルを長期間飲み続けると副腎が回復しなくなるって本当?
コートリル(ヒドロコルチゾン)を必要以上に長期間・高用量で使い続けると、副腎の働きが抑制されてしまい、もともとの分泌能力が戻りにくくなるリスクはあると言われています。これは、外から十分な量のステロイドが入ることで、体が「自分で作らなくても良い」と判断してしまうためです。
そのため、海外でも日本でも「必要最小限の量で使う」「症状に合わせて適切に減量を検討する」という方針が基本になっています。軽症の続発性(視床下部・下垂体性)の場合は、頓服でうまく管理できるケースもあるようです。
ただ、最適な量や頻度は本当に個人差が大きく、生活環境・病状・自発の残り具合によって変わります。自己判断で減らしたり中止すると逆に悪化することもあるので、必ず内分泌科と相談しながら調整するのが安全だと思います。
2025.2.12 掲載
※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。
