FAQQ.コルチゾール補充療法は、多めに補充して、余った分を消費すれば問題ない?

一見合理的に思える考え方ですが、実際には副作用や副腎機能の抑制を避けることは難しいと考えられています。外から補充したコルチゾールは、必要量を超えても「都合よく消費」されるわけではありません。

運動によって使われるのは一部で、余剰分は受容体刺激や代謝への影響として体に残ります。その結果、副作用のリスクは積み上がり、同時にHPA軸にとっては「十分以上に足りている状態」が続くため、抑制もかかります。

つまり、「使えば相殺できる」のではなく、「入れた時点で影響は始まっている」というのが実態に近いと思います。

このため、コルチゾール補充療法では、「多めに入れておく設計」よりも「不足を作らず、余剰も前提にしない」「必要最低限で安定させる設計」を基本に考えることが、結果的に副作用や副腎機能低下のリスクを抑えやすいとされています。

2025.12.20 掲載

※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。