FAQQ.分割投与を見直す場合の選択肢は?

一般的には「朝に主投与し、昼や午後に少量を追加する」スタイルが多く、自発が少しでもある場合は夜の補充を減らすことで自発機能を保ちやすいと考えられています。さらに工夫の一つとして「サーカディアンリズム投与」や「4時投与」といった方法もあります。これは体内リズムに合わせて早朝に少量を補充するスタイルで、欧米では増量せずに生活の質が改善したと報告する患者さんもいます。

ただし、「1日4分割」などの投与法は基本的にはフル補充をしている人向けの話です。軽症や少量の人の場合は、むしろ1日1回の服用で、夜は補充をゼロにして回復を促す(or自発を維持する)方がベストとされることもあります。実際に私も、ある時期から1日1回の指示になり、夕方からは自発で過ごす暮らしをしていました。

2025.9.8 掲載

※副腎皮質機能低下症の闘病に関して、メッセージやDMでいただいたご質問に、私自身の体験談として回答した内容を記録しています。ご質問はメッセージから受付しています。