Misc適量を見つけるメリット
欧米ではコートリルの量を1mg単位で調整ができるので、15mgを14mgにして不調が減ったり、逆に16mgに増やす事で安定するケースも見かけます。それぐらい微量でも効果が違う、とても良く効く薬なのですが、日本では欧米のように細かい単位で調節ができないので、大雑把に15mgや10mgという単位で処方が一般的な事が、内分泌学会誌の情報からも理解できました。
適量を見つけるヒントは自分自身にしかわからない事なので、この資料にもある様に「長期的副作用の観点から,画一的な処方ではなく,患者個人の副腎予備能やQOLに応じた至適補充量の模索努力」ができるのも、自分しかいないと思いました。
その作業を成功させる為に、各所から色々と情報を集め、体表面積換算や体重換算を含めた目安がある事を知り、内分泌学会誌などの情報を引用して、推奨量と適量の事をブログにまとめています。
「推奨量と適量」
https://cocolifestyle.net/5235
私の場合は、体表面積が1.47㎡なので7.35〜14.7mgがコルチゾール基礎分泌量になる計算で、実際、20mgの頃は体調が悪く、10mg以上は太りやすく副作用を感じ、7.5mg以下でやっと自然に近い感覚に戻った記憶で、もしかすると私の健康だった頃の基礎分泌量は最低値の7.35mgに近かったのかもしれないと思いました。
日本では、主治医はクリーゼを予防する為に、この学会誌にもある様に、少し余裕を持った量で処方する事が多いので、ほとんどの方々は15〜20mgで、それよりも増やさないようにだけ注意して、体調維持を続けていると思います。
それで体調が整い、副作用もなく毎日元気に活動できている場合は、無理して変更する必要がないと思いますが、私の様に自分に合った量を見つける事で、QOLがあがり、将来の副作用リスク(糖尿病や骨粗鬆症など)を減らしながら体調維持ができる場合もある事を、選択肢として知っていただければと思っています。
国内外の情報や論文・コントロール良好な方の体験談などから見つけた情報を集めています。副腎皮質機能低下症のメカニズムに関する事は「Note」へ、体験談やヒントなどは「Misc」に記録しています。
※医療も翻訳も素人で、コメントも個人的な感想・見解です。