Misc回復した人の特徴
副腎皮質機能低下症は基本的に治らない病気とされていますが、公式の情報には「まれに回復する」と記載されています。また、欧米の研究では、過剰診断の患者が一定数存在するとされており、回復の見込みがあると判断された場合には、ステロイドを漸減するケースが見られます。
そこで、私がコミュニティで見かけた「回復できた人」に共通する特徴をまとめました。
回復した人の特徴
原因が一時的なものだったケース
続発性(下垂体・視床下部性)で、一時的な機能低下やステロイドの使用など、可逆的な要因の場合、経過を見守る中で回復する方も存在します。また、長期間のステロイド使用によりHPA軸(視床下部-下垂体-副腎)が抑制されて発症した場合でも、丁寧に漸減することでHPA軸の機能が徐々に回復し、副腎機能が正常化する可能性があります。その他、医療行為や薬剤の影響で副腎機能が低下した場合でも、原因となった薬剤の調整や中止により、副腎機能が回復する可能性があります。ただし、回復には(漸減して断薬から)数か月から1年以上かかることがあり、医師の指導の下で慎重に進める必要があります。
適切な治療と管理を受けていたケース
医師の指導の下で、原因の除去やホルモン補充療法が適切に維持され、経過観察を続ける中で自然と回復する方も存在します。多くても少なくても良くないので、なるべくプラマイゼロを目指すために、薬の相互作用(CYPの影響)にも気をつけている傾向です。
健康的な生活習慣を維持していたケース
バランスの取れた食事・適度な運動・ストレス管理など、全身の健康を維持することで、副腎機能の回復をサポートできるとされています。それぞれ体質に合わないものは控えていて、その中でも甘いものは血糖値スパイクの負荷を避けるため控えている傾向です。
国内外の情報や論文・コントロール良好な方の体験談などから見つけた情報を集めています。副腎皮質機能低下症のメカニズムに関する事は「Note」へ、体験談やヒントなどは「Misc」に記録しています。
※医療も翻訳も素人で、コメントも個人的な感想・見解です。