Miscコートリルは繊細な薬
コートリルの潜在的な薬物相互作用を考慮する以前に、欧米ではヒドロコルチゾン錠の各錠剤内の実際の薬剤投与量が異なることや、ブランド間で生物学的利用能に違いがあることが広く知られています。
Another point to consider is not only can different brands vary in the actual dose of the drug within each tablet, but there are potential differences in the bioavailability between brands. And this is before we introduce potential drug interactions!!
Hindmarsh, Peter C.; Geertsma, Kathy. Replacement Therapies in Adrenal Insufficiency (p.244). Elsevier Science. Kindle.
欧米では、複数のメーカーがヒドロコルチゾン錠を製造しているため、体質に合わない場合はブランドを変更できる環境が整っています。実際に、投与量を変更せず、ブランドを変えたことでコントロールが良くなったという体験談も多く、これは欧米では広く知られた知識です。
その理由として、メーカーごとに使用される添加剤が異なり、それが薬剤の吸収や効果に影響を与えることがあるためです。ヒドロコルチゾンは、それほど繊細な薬であることを頭の片隅に置いておくと良いんじゃないかと思います。
欧米の患者さんは、薬物相互作用にとても気をつけているので、決して私が過剰反応しているわけではありません。もし英語が読める方がいれば、この本を読むことで、闘病の取り組み方が大きく変わるかもしれません。
国内外の情報や論文・コントロール良好な方の体験談などから見つけた情報を集めています。副腎皮質機能低下症のメカニズムに関する事は「Note」へ、体験談やヒントなどは「Misc」に記録しています。
※医療も翻訳も素人で、コメントも個人的な感想・見解です。