Hintウォッシュアウトテスト
欧米では「コルチゾール・ウォッシュアウトテスト」というものが行われることがあるそうです。
これは、標準的な検査というよりも、コルチゾールが体内でどのくらい持続するかを確認する薬物動態テストのような位置づけとされています。
手順の一例は次の通りです。
- 午前8時にコルチゾールの基準値を採血
- ヒドロコルチゾン(ポンプ)の投与を停止
- 以降、1時間ごとに採血を行い、コルチゾール値が50%に下がるまで経過を確認(計8回)
- 同時に血糖値も測定
- 血糖値が50mg/dLに達した時点で最後の採血
- その直後にSolu-Cortefを5mg注射
この流れで、コルチゾールがどのくらいのスピードで体から抜けていくのかを可視化することができるそうです。
少しリスクのある方法ではありますが、自分の体でコルチゾールの持続時間を正確に把握することで、補充スケジュールをより適切に調整するための参考データになると共有されていました。
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※体験をもとに整理した内容であり、医学的助言を目的としたものではありません。
