Mind情報リテラシー
情報があふれるこの時代、私たちは毎日、膨大な量の情報に触れています。SNS・ニュース・ブログ・論文など、手軽に情報を得られるのは便利ですが、その一方で、「この情報、本当に正しいのかな?」と不安になることも多いのではないでしょうか。
そんなときに大切なのが、「情報リテラシー」です。これは、情報を正しく収集し、評価し、自分の目的に合わせて活用する力のことです。
情報リテラシーが大切な理由
情報の中には、正確なものもあれば、不正確だったり偏っていたりするものも混じっています。
例えば、医療情報ひとつ取っても、「このサプリを飲めば健康になる!」のようなキャッチーな文句が並んでいたりしますが、エビデンス(科学的根拠)がないものもたくさんあります。それを鵜呑みにしてしまうと、体調を悪化させる原因になったり、無駄な出費につながったりすることもあると思います。
私も、副腎皮質機能低下症という病気を抱える中で、ネット上の情報に助けられたことが何度もありました。でも、それ以上に「この情報、本当に正しいの?」と疑問を持ちながら、エビデンスを探し、自分の体に合うかどうかを判断してきました。
情報リテラシーを高めるには?
では、具体的にどうやって情報リテラシーを高めれば良いのか。私が意識しているポイントをいくつか紹介します。
- 信頼できる情報源を選ぶ
ネットの情報は便利ですが、誰でも自由に発信できる分、信頼性が低いものも多いです。医療情報なら、公的機関や専門家の発信しているものをチェックするようにしています。例えば、論文や学会の資料、専門医の著書などが参考になりました。 - 情報を鵜呑みにしない
「ネットの誰かがこう言ってたから正しい」ではなく、「本当にそうなの?」と疑問を持つことが大切です。複数の情報源を比較したり、別の視点から見てみると、新しい発見に出会うこともありました。 - 自分で答え合わせをする
ネットで見つけた情報をもとに、自分でも調べてみたり、試してみたりすることで、本当に自分に合う情報かどうかがわかります。私はいつも、見かけた情報を「これって本当かな?」と認する癖をつけています。 - 自分に必要な情報かどうか判断する
情報が正しいかどうかだけでなく、自分にとって必要かどうかを見極めるのも重要です。いくら良い情報でも、自分の状況に合わなければ意味がありません。
私自身の経験から思うこと
情報リテラシーは、ただ情報を得るためのスキルではなく、自分の健康や生活を守るための手段でもあります。情報リテラシーあるおかげで、私は今の体調を維持できているとも思っています。
ネットで見かけた情報に対して、「これはちょっと怪しいな」と思ったらスルーする勇気も必要ですし、「これ、試してみようかな」と思ったら、自分で学んで答え合わせをすることも大切。私も、たくさんの情報の中から、自分にとって必要なものを選び取る力を少しずつ身につけてきました。
情報を鵜呑みにせず、自分で調べ、判断する力。それが、これからの時代を生き抜くために必要なスキルだと思います。特に健康に関わる情報は、ただ受け取るだけでなく、自分の体のためにしっかりと精査していきたいですね。これが、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。