
第90話「チャレンジと調整」
吸入ステロイドを断薬して1年間、無事に過ごせたご褒美と、適度な運動を1年間続けたご褒美に、15時からパーソナルトレーニングのセッション(ピラティス系の自重トレーニング)を受けました。
副腎皮質機能低下症のことや、これまでの運動歴も共有し、かなり負荷を下げていただき、それなりに対策もして挑んだのですが、運動後1時間ほどでコルチゾール不足になってしまい、1.25mgを服用しました。それでも体調が思わしくなかったため、さらに1.25mgを追加して、合計2.5mgでなんとか夜を越せました。
ここ数ヶ月は、コルチゾールが少なめになる夕方の時間帯でも、20分の有酸素運動と10分以内の筋トレ(ウェイトあり)までは丸腰でできていたので、もう少し適応できると思っていたのですが、全然対応できなかったことが残念でした。
コルチゾール不足になった理由は、
- 時間が長かったから
- いつもと違う内容だったから
- トレーナーのペースに合わせていたから
- 夕方の時間帯だったから
このあたりが影響したのかなと思っています。
なので、今回習ったメニューをまずは午前中に10分やってみたり、30分で調整してみたり、次回のパーソナルを短めに設定してみるのもいいかもしれません。
今回のセッションでは、骨盤の調整や姿勢の改善につながる動きも取り入れられて、ひとつ達成感もありました。欧米には、この病気を抱えながらもスタイルを維持したり、フィットネスモデルとして活躍している人も少なくないので、私も自分の目標に向かって、これからも少しずつ進んでいけたらと思っています。
前回の受診では、「対策なしで運動してもコルチゾール不足の症状が出なくなったら負荷試験を検討しよう」と話していましたが、今回の感じだとまだ負荷には対応できていないと感じるので、次回の診察で主治医にも報告しようと思います。
完全回復までの道のりは長そうですが、日々、新鮮で栄養のあるものを食べたり、セルフケアを大切にしながら、今の自分に合ったやり方を見つけて、これからも挑戦を続けていこうと思います。