第85話「緊急時の備え」

先月は、ほぼ1ヶ月近くコートリルなしで過ごせていましたが、最終日の夕方に小さな怪我をしました。しばらくすると、頭痛・寒気・軽い消化器症状・気持ち悪さ・微妙な低血糖の症状が出てきて、怪我の痛みも見た目以上に強く感じました。

まずは自力でカバーできるか試そうと思い、頭痛に片頭痛の薬を飲んでみましたが、あまり変化を感じませんでした。その6時間後にカロナールを飲んだところ、怪我の痛みは少し落ち着いたものの、頭痛は続いたままでした。睡眠の質もイマイチで、翌朝になってもスッキリしない状態が続いていました。

この感じだと自力では厳しいかもと思い、午前中にコートリル2.5mgを服用しました。すると、仕事をしたり、料理してご飯を食べたりするくらいには動けるようになり、そのまま「コルチゾール不足」と思われる症状が、落ち着いていきました。

やっぱりシックデイのときは、まだコートリルが必要な場面もあるみたいですし、事故などに遭ったときも、適切な対応ができるようにしておいた方がいいのかもしれません。そこで、最近は持ち歩かなくなっていたヘルプマークについて、今一度見直してみることにしました。

既存の「ヘルプマークと副腎カード」でも良いのですが、最近は体調不良が減ったこともあり、小さなバッグで出かけることが増えました。なので、もう少しコンパクトで、必要最低限の情報が分かりやすく表示され、コートリル2錠も一緒に携帯できるものがあれば便利かなと思いました。

私の場合は軽症で、今のところ頓服で対応できているので、急に意識を失って倒れる可能性は低そうです。それでも、万が一の事故などで意識がない状態になったときは、必要な情報を速やかに伝えられるようにしておくことが大切です。

情報カード

ヘルプマークの裏面には、「ポーチの中に詳細を記載した書類あり」と書いていて、ポーチの中には自作の情報カードを入れています。

既存の「副腎カード」には、頓服の場合の記載がないことや、受診の際に必ず聞かれる「服用している薬」の情報がなく、受診のときに少し不便に感じていました。そこで、副腎皮質機能低下症で緊急時にはステロイドが必要なことや、普段飲んでいる薬を記入できる「情報カード」を作ってみました。

私にとって必要な情報を全て集約したこのカードの存在が伝われば、万が一意識がない場合でも、速やかに情報を伝えることができるので、完全回復するまではバッグに忍ばせておこうと思います。


闘病日記 by ここ プロフィール