Misc更年期対策と筋トレ

更年期になると、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが減少し、自律神経の乱れや代謝の低下、疲労感、不眠などの不調が現れやすくなると言われています。通常、副腎がこれらのホルモン減少を補う役割を果たしますが、副腎皮質機能低下症があるとその機能が十分に働かず、更年期の影響を受けやすくなる可能性があるそうです。

私は副腎皮質機能低下症で40代ですが、まだ更年期のような症状はなく、定期的に受診している婦人科の先生によると、更年期の症状が出ない可能性が高いと言われています。いくつかの研究でも、運動習慣のある女性は更年期の症状が軽減しやすいことが示されていて、私自身も適度な運動や筋トレを続けていることが影響しているのかもしれません。

  • ホルモンのバランスをサポート:
    筋トレをすると成長ホルモンやテストステロンの分泌が促され、エストロゲンの減少による影響を補いやすくなり、ホルモンの変化が穏やかになることで、のぼせや気分の浮き沈みが軽減される可能性があるそうです。
  • 自律神経が安定しやすくなる:
    更年期の症状の多くは自律神経の乱れが関係しているとされますが、筋トレをすることで交感神経と副交感神経のバランスが整いやすくなり、ホットフラッシュや動悸、不眠などが起こりにくくなることがあるそうです。
  • ストレスの影響を受けにくくなる:
    副腎皮質機能低下症の人は元々コルチゾールが不足しやすく、ストレスに対して繊細になりやすいですが、筋トレを習慣化することでストレス耐性が高まり、更年期の不調を感じにくくなる可能性があるそうです。
  • 血糖値が安定し、エネルギーレベルを維持:
    更年期には血糖値のコントロールが不安定になりやすいとされていますが、筋トレによって筋肉量を維持することで血糖の変動が抑えられ、疲労感やイライラを感じにくくなる可能性があるそうです。
  • 骨密度の低下を防ぎ、関節の不調を和らげる:
    更年期では骨密度が低下しやすく、関節の違和感を感じることが増えると言われていますが、筋トレによって骨や関節に適度な刺激を与えることで、こうした不調が軽減される可能性があるそうです。
  • 体温調節がスムーズになる:
    更年期のホットフラッシュ(急なほてりや発汗)は自律神経の乱れが影響しているとされていますが、筋トレによって基礎代謝が安定することで体温調節がスムーズになり、冷えやのぼせの影響を受けにくくなることがあるそうです。

もちろん、筋トレをしていても更年期の症状が全く出ないわけではなく、体質やホルモンの変化の度合いによって違いが出ることもあるみたいですが、運動を習慣にしている人は、症状が軽くなる可能性が高く、特に、更年期に入る前から適度な筋トレを長期間続けている人は、更年期に入っても比較的体調が安定しやすいという報告もあるので、これからも無理のない範囲で運動を続けていこうと思います。

2025.3.6 掲載