
第46話「感染症と適量」診断から1年5ヶ月
先月から取り組んでいたコートリルの減薬で、ベース量をゼロにすることができました。服用なしでの生活に体が慣れてきたと思った矢先に、また新しい課題が訪れました。数日前から風邪っぽいと言っていた夫が、インフルエンザA型に感染していました。
既往歴を考慮してくれたH先生の勧めで、念のため予防投与としてオセルタミビルを朝1回のみ服用し、なるべくApple Watchのトランシーバー越しで会話していましたが、夜には乾いた咳が出始め、翌朝には微熱が出ていました。
H先生に連絡をして、オセルタミビルを朝夕2回に増やす指示をいただき、内分泌科の病院にも連絡を入れて、発熱中は10mg・解熱後は5mg・その後は減薬という指示を受けました。
準備を終えた直後から本格的に発熱し、2日ほどは38度を超える熱と痛みに耐えながら過ごしました。その後は37度台を行き来しながら、5日ほどかけて解熱していきました。
コートリルは、発熱初期は38.5度を超えた時に5mg(1日2回・計10mg)、その後はゾクゾク感や発熱時に2.5mg(1日1〜2回)を服用し、指示量の範囲内でコントロールできました。ただ、眠れなくなるほど覚醒していたので、少し過量だったのかもしれません。
入院用に用意していたドライシャンプーがとても役立ち、高熱の間も快適に過ごせました。愛用している薬草ハラマキでお腹や足先を温めることで、インフルエンザ特有のゾクゾク感も緩和できました。
熱にも頭痛にもカロナールは効かなかったのですが、試しに片頭痛薬のナラトリプタンを飲んだところ、ひどい頭痛がすっかり治まりました。もしかすると、インフルエンザによるものではなく、片頭痛を併発していたのかもしれません。
また、喘息発作を心配して抗ヒスタミン剤を試しましたが、痰が硬くなってしまい、ウイルス感染時にはやはり向いていないことを実感しました。咳だけが残っているのですが、痰の排出も大切なので咳止めは使わず、龍角散の桔梗タブレットで喉をケアしながら過ごしています。
インフルエンザが重症化することもなく、コートリルの量も増やさず乗り切れたことに感謝しています。咳が完全に落ち着いたら、コートリルなしの生活で少しずつ活動量を戻していこうと思います。