第100話「回復の見極め方」

コートリルを頓服に切り替えてから1年8ヶ月が経ちました。今日は内分泌の受診日で、8時半ごろに安静採血をした結果、コルチゾールは9.3μg/dL、ACTHは23.0pg/mLでした。ある程度ACTHが出せていて副腎も反応できているという評価で、更に回復しつつあるのではないかという見立てで、あらためて負荷試験で評価してみることを勧められました。

採血結果※コートリル抜き・安静・8時半の採血・睡眠⚪︎

採血結果

これまでの経緯をふまえて、私の場合は、長いあいだ何らかの要因によってコルチゾールの分泌が抑制されていた可能性があり、その影響が徐々に解消されてきたことで、いま回復に向かっているのかもしれないとのことでした。また、2022年7月に転院して負荷試験を受けた時点で、すでに回復が始まっていた可能性もあると、少し前の診察で話がありました。

最近は、以前のように深く落ちる体感は少なくなっていて、気をつけて過ごしていれば日常生活に支障が出ることは少なくなっています。ただ、強めのストレスや負荷がかかったときには、まだ反応が追いつかずに動けなくなることもあるので、全体としては9割くらいの回復かなという感覚をお伝えしました。

ただ、負荷試験のタイミングについては、すぐに決めきれない部分もあります。

運動などのストレスを、補食やスポーツドリンクといった対策なしで行っても、その後の体調に大きく響かないかどうかも、ひとつの判断材料にしています。何度も負荷試験を繰り返すのは、体への負担だけでなく、スケジュールの面でも簡単なことではないので、自分の中である程度「もう大丈夫かもしれない」と感じられるようになってから、最終確認の意味で実施できたらと考えています。

コートリルの飲み方についても、この2ヶ月は少し緩めに使っていましたが、あらためて依存的になっている部分がないかを見直して、できる範囲で頓服の回数を減らしてみようと思っています。ただ、欧米のコミュニティの情報では、「体がSOSを出しているときに、必要な投与を我慢しても報われない」とも言われているので、不足からくるダメージを翌日まで引きずるような我慢の仕方はしないように気をつけて、必要なときには最低限の投与でしっかり対応していこうと思っています。

2025.8.6 掲載

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