Misc病気と働き方
私は幼少期から軽度の副腎皮質機能低下症だった可能性が高く、学校行事でも体力的についていけなかったり、気合いではどうしようもない部分がありました。
就職してからもフィジカル的についていけず、やりたかった美容の仕事やフィットネスの仕事は諦めることになりましたが、その後に出会った仕事はフルリモートで完結できるジャンルで、その仕事を極めて起業することができました。
起業して数年後の2017年頃から体調不良が顕著になり、色々な病院を巡ったものの、なかなか原因がわからず数年を過ごし、2022年に副腎皮質機能低下症と診断されました。当時は20mg/dayでも不安定でしたが、体調の良い時間にリモートで経営を続けられたのは本当にラッキーでした。
また、たまたま英語ができたおかげで、欧米の研究者や患者さんたちの風景にも目を向けることができ、彼らが参考にしている文献だけでなく、日本の下垂体関連の公式セミナーなどで、日本の内分泌医に紹介されていた英語の文献にも自分で触れることができて、大きな助けになりました。このブログには、そんな経緯を記録しています。
この病気は、なかなか診断されずに過ごす方も多く、私と同じようにキャリア面でも悪戦苦闘することもあるかもしれません。でも、環境を工夫したり、自分に合う働き方を見つけることで、病気があっても道をつくっていけると思います。
欧米のコミュニティや患者さんが執筆した書籍では、具体的で実践的な知恵がたくさん紹介されています。このブログでは、そのなかから「病院では教えてもらえない工夫」を学び、自分でも試して効果を感じられたこと、そして病気のメカニズムに関する理解を深めた内容を記録しています。
副腎皮質機能低下症のメカニズムに関する情報は「Note」へ、参考になった情報は「Hint」へ、その他の情報は「Misc」にまとめています。また、メッセージ経由でいただいた質問の一部は「FAQ」にまとめています。読んでくださった方が、自分なりの工夫を見つけるヒントになればうれしいです。
※医療も翻訳も素人で、コメントも個人的な感想・見解です。