血中のアルブミンや総タンパクが低いと、コルチゾールを運ぶ結合タンパク（CBGやアルブミン）が減ってしまい、総コルチゾールは実際より低く出ることがあります。でも、実際に作用する「遊離コルチゾール（free cortisol）」が正常なら、副腎不全ではない可能性もあります。低アルブミン血症や慢性疾患などがある場合には、遊離コルチゾールやACTH刺激試験などでの追加評価が必要だと思います。

[出典]Adrenal Insufficiency in Adults: A Review（doi:10.1001/jama.2025.5485）

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